随時会議 広報広聴委員会 地域懇談会
今日は随時会議で柏崎海洋センター省エネルギー改修工事委託の契約締結と決算特別委員会の設置について話し合われました。特に決算特別委員会は、昨年に比べ早めに設置し、昨年度の予算の執行状況について議会としても責任をもってチェックしていきたいと考えています。
その後、広報広聴委員会で8月21日に行われる「小学生お仕事体験塾」の打合せを行いました。以前にも記しましたが、今年度初めての出店になるので、会場の雰囲気や参加する子どもたちの様子もよく分からない中での打ち合わせなので、正解があるわけでもなく、試行錯誤だらけです。しかし、当日は参加する子どもたちに市議会議員というお仕事を少しでもわかってもらえるように、また、子どもたちの将来の進路の一つに「議員」が加わるような時間にできたらいいと思います。
18:30からは今、柏崎市が中学校単位で行っている「地域懇談会」が行われました。市内には12の中学校があります。その一つである第一中学校区(中央地区)での開催でした。市内12回行われるうちの10番目の実施だったとのことです。市長からの今年度の施策についてのプレゼンがあり、その後にこの地区から出された質問についての回答がありました。
中央地区からの質問に対する回答など
<人口減少防止策の重要な施策>
○全国的な問題であり、少子化だけでなく、若者が大都市に出ていくことが問題。
○「まち・ひと・しごと創生総合戦略」により市独自の取り組みをすることで少しでも人口減少を緩やかなものにしていきたい。
○働く場がない、と言う人がいるが、求人しても人が集まらない状況がある。働く場はあるが、マッチングがうまくいっていない。
<原子力発電所の安全性の確保>
○安全性が大前提であり、その上に避難計画が立てられている。
○災害時に市役所と双方向で使えるIP無線を各コミセンに配置する。また、災害時に派遣した市の職員には同様のIP無線機を持たせる。ただ、39ある町内会に設置することはできない。
○中央コミセンには39ある町内会への情報伝達や情報集約できる能力はない現状があり、中央地区は避難所の運営委員会の協定を市と結んでいない。この状況について、今後どのようにしていくのかを近いうちに市当局と話し合いをもつ。
<市役所新庁舎の建設>
○今年は基本設計、来年度は詳細な設計、再来年度から2年間で建設していく。
○基本設計はプロポーザルで佐藤総合計画(東京都)に決まった。11月には中間報告、年度末には広報かしわざきでお知らせし、市民から意見聴取していく。
○現庁舎の跡地については今、都市機能を含めて調査をしている。平成29年から32年の間で方向付けをしていく。
○現庁舎は耐震補強したが老朽化のために建て替えは必要なこと。同じ場所に建てることに対しては様々な制約があったので、新たな場所での建て替えになった。
これらの質問以外にも柏崎港についてや空き家対策についての話題もありました。当初の時間をオーバーするくらい多くの意見や質問が出されました。最後に閉会のあいさつの中に、「中央地区は他の地区に比べ様々な面で違いが大きい。人口が集まり、都市機能を維持するための施設も備わっている。柏崎市の中心となっている地区であるがゆえに、他の地区では問題にならないことも問題として浮き上がってきている。そういう認識の上で中央地区を考えていくべきではないか」と、実態にそぐわない市当局の対応についての一言もありました。集団として全体の方向付けは当然必要なことですし、その原則に基づいた取り組みを行っていくことは行政にとって大前提のことです。しかし、そういうことを大上段に振りかざして少数派を見ようとしなかったり、現状にそぐわないことへも原則論をかざして取り合ってくれないようなことがあってはいけないと思います。大勢の人すべてを満足させることは難しいと思いますし、その人たちが望んでいることの最大公約数をかなえていこうとする施策は間違っていないと思いますが、それがすべてではない、ということも理解し、柔軟に対応できる器の大きさを首長および行政には持ってほしいと思います。議会として、議員としては、できるだけ多くの市民の気持ちを当局に伝え、現在行われている取り組みや、今後計画されている施策についてしっかりと検討し、不十分なところを明確にしていったり補えるところを指摘していきながらより適切な取り組みになるように力を尽くしたいと思います。